Excelマクロ覚書 ~行と列の操作編~
図書館で借りてきた某書籍の覚書です。
【行・列を選択する】
1行をまとめて取得する場合はRowsプロパティを、
1列をまとめて取得する場合はColmnsプロパティを使う。
行・列が連続する場合は、必ず数値をダブルクォーテーションで囲む。
また、指定した行・列を結合する場合はUnionメソッドを使う。
Rows(行番号)
Columns(列番号)
Union(対象列 or 対象行)
Union(Rows(1), Rows(3)).Select '1行目と3行目を選択する'
【現在のセルがある行(列)を選択する】
指定したセルを含む行全体を取得する場合は、EntireRowプロパティを使う。
指定したセルを含む列全体を取得する場合は、EntireColumnプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.EntireRow
Rangeオブジェクト.EntireColumn
Range("B1").EntireRow.Select 'B行を選択する'
【行・列の幅や高さを調節する】
行の高さを調節するにはColumnWidthプロパティ、
列の高さを調節するにはRowHeightプロパティを使う。
Columnsプロパティ.ColumnWidth = 値
Rowsプロパティ.EntireColumn = 値
Columns("B1:10").ColumnWidth = 15 'B1~10行の高さを15ポイントにする'
【行・列の幅や高さを自動調節する】
行・列のサイズを自動調節するには、AutoFitメソッドを使う。
Columnsプロパティ.AutoFit = 値
Rowsプロパティ.AutoFit = 値
Columns("B1:10").AutoFit 'B1~10行の高さを自動調節する'
【行・列を非表示にする】
行・列を非表示にするには、Hiddenプロパティを使う。
Columnsプロパティ.Hidden = True / False
Rowsプロパティ.Hidden = True / False
※指定できる値
True | :非表示にする |
False | :表示する |
Columns("B1:10").Hidden = True 'B1~10列を非表示にする'
【行・列を挿入する】
行・列を挿入するにはInsertメソッドを使う。
列の挿入はColumnsプロパティ、行の挿入はRowsプロパティ。
Columnsプロパティ.Insert
Rowsプロパティ.Insert
書式を適用するには、引数CopyOriginを使う。
Rows("10").Insert CopyOrigin := x1FormatFromRightOrBelow '10行目に挿入した後、下(11行目)の書式を適用する'
【行・列を削除する】
指定した行・列を削除するにはDeleteメソッドを使う。
Columnsプロパティ.Delete
Rowsプロパティ.Delete
Rows("D").Delete 'D行を削除する'