図書館で借りてきた某書籍の覚書です。
- 【フォントサイズを変更する】
- 【フォントファミリーを変更する】
- 【フォントの位置を変更する】
- 【複数のフォントを結合する】
- 【文字列を回転する】
- 【文字列を折り返して表示する】
- 【文字列を幅の長さに応じて縮小する】
- 【文字列を太字にする】
- 【文字列を斜体にする】
- 【文字列に下線を引く】
- 【文字列の色を変更する】
【フォントサイズを変更する】
フォントサイズを変更するにはFontメソッドのSizeプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.Font.Size
Range("A1").Font.Size = 25 'A1セルのフォントサイズを25にする'
指定したセルのフォントサイズに合わせることもできる
Range("A1").Font.Size = Range("B1").Font.Size 'B1セルのフォントサイズをA1セルに適用する'
指定したセルのフォントサイズに乗算する場合
Range("A1").Font.Size = Range("B1").Font.Size * 2 'B1セルのフォントサイズを2倍にしてA1セルに適用する'
【フォントファミリーを変更する】
フォントの種類を変更するにはFontメソッドのNameプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.Font.Name
Range("A1").Font.Name = "MS P明朝" 'A1セルのフォントファミリーをMS P明朝にする'
指定したセルのフォントサイズに合わせることもできる
Range("A1").Font.Size = Range("B1").Font.Size 'B1セルのフォントサイズをA1セルに適用する'
指定したセルのフォントサイズに乗算する場合
Range("A1").Font.Size = Range("B1").Font.Size * 2 'B1セルのフォントサイズを2倍にしてA1セルに適用する'
【フォントの位置を変更する】
フォントの縦位置を変更するにはRangeオブジェクトのVerticalAlignmentプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.VerticalAlignment = フォント位置
※指定できる値
xlTop | :上詰め |
xlCenter | :中央揃え |
xlBottom | :下詰め |
xlJustify | :両端揃え |
xlDistributed | :均等割り付け |
Range("A1").VerticalAlignment = xlTop 'A1セルのフォント位置を上詰めにする'
フォントの横位置を変更するにはRangeオブジェクトのHorizontalAlignmentプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.HorizontalAlignment = フォント位置
※指定できる値
xlGeneral | :標準 |
xlLeft | :左詰め |
xlCenter | :中央揃え |
xlRight | :右詰め |
xlFill | :繰り返し |
xlJustify | :両端揃え |
xlCenterzAcrossSelection | :均等割り付け |
Range("A1").HorizontalAlignment = xlRight 'A1セルを右詰めにする'
【複数のフォントを結合する】
フォントを結合するにはRangeオブジェクトのMergeメソッドを使う。
フォントの位置を変更する場合はHorizontalAlignmentを使う。
Rangeオブジェクト.Merge
Range("A1:C1").Merge 'A1~C1セルを結合する'
フォントの結合を解除するにはUnmergeメソッドを使う。
Rangeオブジェクト.UnMerge
Range("A1:C1").UnMerge 'A1~C1セルの結合を解除する'
【文字列を回転する】
文字列の角度を調整するにはOrientationプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.Orientation = 角度
Range("A1").Orientation = 45 'A1セルにある文字列の角度を45度にする'
角度指定を解除するには0を指定する。
Range("A1").Orientation = 0 'A1セルの回転指定を解除する'
【文字列を折り返して表示する】
文字列を折り返して全体を表示するにはWrapTextプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.WrapText = True / False
※指定できる値
True | :折り返す |
Fales | :折り返さない |
Range("A1").WrapText = True 'A1セルの文字列が枠に入りきらない場合は折り返す'
マクロを実行するたびにTrueとFalseを切り替える場合。
Range("A1").WrapText = Not Range("A1").WrapText 'マクロを実行するたびにTrueとFalseが交互に切り替わる'
【文字列を幅の長さに応じて縮小する】
文字列が幅に入りきらない場合、ShrinkToFitプロパティを使うことで幅に応じて文字サイズを決めることができる。
Rangeオブジェクト.ShrinkToFit = True / False
※指定できる値
True | :幅に入りきらない場合は文字サイズを縮小する |
Fales | :幅に入りきらなくても文字サイズを縮小しない |
Range("A1").ShrinkToFit = True 'A1セルの文字列が幅に入りきらない場合は縮小'
【文字列を太字にする】
文字列を太字にするには、Boldプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.Bold = True / False
※指定できる値
True | :太字にする |
Fales | :太字設定を解除する |
Range("A1").Bold = True 'A1セルを太字にする'
【文字列を斜体にする】
文字列を斜体にするには、Italicプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.Italic = True / False
※指定できる値
True | :斜体にする |
Fales | :斜体設定を解除する |
Range("A1").Italic = True 'A1セルを斜体にする'
【文字列に下線を引く】
文字列に下線を引くには、Underlineプロパティを使う。
Rangeオブジェクト.Underline = 下線の種類
※指定できる値
xlUnderlineStyleDouble | :太い二重下線 |
xlUnderlineStyleDoubleAccounting |
:細い二重下線 |
xlUnderlineStyleSingle |
:一重下線 |
xlUnderlineStyleNone |
:下線なし |
Range("A1").Underline = xlUnderlineStyleSingle 'A1セルの文字列に一重下線を引く'
【文字列の色を変更する】
文字列の色を変更するには、FontメソッドのColorプロパティを使う。
色はRGB関数で指定する。
Rangeオブジェクト.Font.Color = RGB(赤, 緑, 青)
Range("A1").Font.Color = RGB(255,255,255) 'A1セルの文字列の色を白にする'
指定したセルと同じ色にする場合
Range("A1").Font.Color = Range("B1").Font.Color 'A1セルの文字列の色をB1セルと同じにする'