顔面至上主義
ちょっと面白い記事があったので、取り上げてみる。
人は見た目が何割?って話。
この調査だと年齢別で調べてないから分からないけど、若年層ほど気にする人は多いんじゃないのかな。
学生のいじめの原因も、たいていは見た目が悪いとか挙動が皆と違ってるとか、「平均値からズレてる」から起こりやすいというのも一因としてあると思う。
確かに、何だかんだでイケメン美人は第一印象でチヤホヤされる。
第一印象で人格が決定されることは否定できない。
これは人間に限った話じゃなく、深層に隠された心理状態だと思ってる。
たとえば食品添加物のひとつに発色剤というものがある。肉類の色を鮮やかに見せるために用いられるものだが、発色剤を使わないとくすんだ色になってしまうため、客層の購買意欲が薄れてしまうのだ。
値段が同じの商品なら、色の鮮明なものから売れていく。考えてみれば当然のことなんだけど、要は人というのは他に考慮される事情がない限り、無意識に見た目で選別してしまうということだ。
ただ、周知のとおり人の見た目は遺伝的要素が非常に強いため、肉類のように容易に改善できるものではない。
個人的には見た目はその時の感情や生活環境、その人が生まれ育った経歴が重なり合って出てくるものだと思っている。
だから「物事難しく考えず、なるべく前向きに!」という意見も一理あるのだが、それだけでは心の矯正を図ることは難しい。
特に私みたいに感情よりも理屈を重視する人にとっては…。
原因が複雑に絡み合っているからこそ、容姿が悪いと物事を否定的に捉えてしまいがちだし、韓国のように整形手術を施すにも莫大な金が要るから、どうしても現状の悩みをそのまま引きずってしまう。
それに、見た目の矯正だけで完全に性格を変えることはできない。
他人の評価で避けては通れない「容姿」の問題。
全てが変わるわけではないが、容姿の良し悪しを忘れるくらいの趣味に没頭するのが一番ではないのかと思う。
そして可能なら、"ほどほどに"人にやさしくする。
(ただ、この世界にはやさしくすると増長する悪人がわんさか居るので、そういう人に出会ったら逃げるが上策である)
普段からの行いは必ず顔に出る。人間年を取れば、それまでの行い次第で貫禄が出る人だっているし、金持ちイケメン美女でも品行が悪ければ、荒んだ顔になってしまう。
あとは…適度に人との距離を置いて、ひとりで考える時間を作ることかな?
外交的な性格とか内向的な性格の違いもあるから一概には言えないけど、結局は「好きなときに好きなことを好きなだけやろう!」という話になってしまうな。
でも今の日本って時間と金がないと、それすらも実現することが難しいから、昔と違って多様な悩み方をする人が増えるのも無理からぬ話なんだよね。