ポスト・オフィス
あまりにもうんざりする仕事が多すぎて、とっさに図書館で予約した本、それがこのポスト・オフィスだ。
おなじみのチナスキーが、郵便配達人となって、仕事の不条理さにぶち当たっていく内容(まだ30ページまでしか読んでいないが)だが、ふと著者紹介を見ると、著者と訳者が対照的すぎて思わず笑ってしまう。
これじゃまるでダメ人間なんだけど、本文を読むと理不尽な仕事にも最初から諦めたりしてない分、根っから不真面目な訳ではなさそう。
彼みたいなタイプ、現代社会にもいそうでいない。皆真面目なんだよな。
彼の著作は名前だけは知ってるものは多いが、ファクトタムだけは初見だ。ファクトタムとは”半端仕事をする人”を意味するらしいが、遠回しに自分の愚痴が書かれていないかヒヤヒヤするような内容にちがいない。
明日が仕事の日でよかった。チナスキーの身に降りかかる奇天烈な出来事や、理不尽な上司への対応に思わず感情移入してしまう。
時代は違えど、考えることは似てるんだなあーと。