Underworld

生活感とささやかな愚痴に満ちています

記憶の水殿

曲名: 記憶の水殿
アーティスト: COCK ROACH
アルバム: 青く丸い星に生まれて
リリース: 2004年

 

光り輝く海底に生まれた街
僕はその中を唯々泳ぐだけの球
流星の魚が珊瑚の胞子と混ざりあう空
球の唄声は街の水流を逆さまに変えた
漂う波の中 水流に委ねて
銀色反射する 水殿で永遠

海底の火山噴火の刻は全ての種を散らした
街を捨てた僕はその唄が聴こえないほど遠くへ
歩こう陸の上を 生存を進化を
別れと殺戮を 繰り返し永遠

僕が陸にのぼって数億年の刻
水殿に響いたあの唄を忘れた
その街で生きたことさえも
僕らは陸での種の支配に賛感し
他の種を絶やすことで世界を手にした
血にまみれた殺戮の廃街を地に焼きつけ
「神」という幻想の名のもとに笑う
「神」という幻想の名のもとに

甦れ永遠に記憶の水殿よ
朽ち果てた街に激流とあの唄を
甦れ永遠に記憶の水殿よ
全てを流して 全てを飲み込んだ

僕の耳から大量の水が流れ込んだ
しだいに細胞の隅々まで 脳内の隅々まで包み込み
あの唄は低音波の様その中を渦巻いて
僕の記憶を無限的に崩壊させる
僕は一粒の水泡になり
僕は一粒の球になる

この世界の終わりを飾る一滴の涙になる

光り輝く海底に生まれた街
僕はその中を唯々泳ぐだけの球