Underworld

生活感とささやかな愚痴に満ちています

羊飼いだった少年

曲名: 羊飼いだった少年
アーティスト: 無限マイナス
アルバム: パーフェクトワールド
リリース: 2008

 

ある時代の遠くのどこかの物語
羊飼いの少年今では老人で
冬空の下で同じ椅子腰掛けて
消えた羊を追いかける夢を見る
見果てた大地。遠くで呼ぶ声が
みんなが待ってた家も今ではひとり

窓の外から朝靄に起こされて
黄色い柵を眺めるいつもの癖
お気に入りのカップで紅茶が朝ごはん
お揃いのカップが隣で湯気を立ち
何気ない笑顔。近くで呼ぶ声が
あの人が待ってた家も今ではひとり

満月の下で一杯だけの晩酌
枯れた木をぼんやり遠くに眺めては
育った土はこの地に別れを告げ
消えたはずの羊達が逢いに来た
広がる星空。連れ添い歩く二人の影
祝福の鳴き声は照れくさそうで

ある時代の遠くのどこかの物語
羊飼いの少年今では木の下で
夏草が揺れる隣で眠ってる
あの人が眠る隣で眠ってる
晴れ渡る空。遠くに呼ぶ声が
羊達は声を合わせて鳴いたという

ある時代の遠くのどこかの物語