Underworld

生活感とささやかな愚痴に満ちています

盲目の老人は雨の降る日を知っている

曲名: 盲目の老人は雨の降る日を知っている
アーティスト: 無限マイナス
アルバム: パーフェクトワールド
リリース: 2008

 

この雨に打たれレンガ通りを行けば
ひび割れた老人の唄が聴こえる
オオカミの様な叫び声に
誰もが耳を塞いでいた

ある夜に老人は教えてくれた
寸足らずの人差し指を突き立て
『盲目であろうと私には見えるのだ。
心に映るものは肉眼より鮮明だ。』

この目に映る全てがフェイク
真相を暴けば暴こうとする程に
雨の日に笑う老人クックックック
三日月に糸を垂らしたピエロが
真っ赤な口紅だ。真っ赤な口紅だ。
真っ赤な口紅だ。真っ赤な口紅だ。

丸太舟。三途の川を渡る夜
死に掛けたあの老人を乗せている
小蝿の集った動かない眼球は
誰よりも近い場所で天国を夢みてた

ある夜に老人は教えてくれた
真っ白く伸びた長い髪を摩りながら
『形の在るものに大したものはない
形の無きものにこそ命を費やして生け。』

この目に映る全てがトラップ
真相を暴けば暴こうとする程に
あの世で笑う老人ワッハハハ
慰めに強く抱いた娼婦が
真っ赤な口紅だ。真っ赤な口紅だ。
真っ赤な口紅だ。真っ赤な口紅だ。